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歯列矯正は歯周病でもできる?歯周病の危険性から矯正時の注意点まで

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歯周病患者さんは歯並びが悪いことも少なくありませんが、果たして歯列矯正は可能なのでしょうか? 今回は歯周病と歯並びの関係性をもとに、歯周病患者さんの矯正方法について考察していきたいと思います。

歯列矯正を考えるその前に!まずは歯周病を知ろう

日本では歯周病は身近な病気であり、国民病といっても過言ではありません。歯科矯正と歯周病には関連性があり、まずは歯周病の概念をしっかり理解してから、歯科矯正に臨むことが大切です。

歯周病とは?

生活習慣病とも関連が深い歯周病。簡潔に説明すると、歯と歯ぐきの隙間に残った磨き残しなどが原因で、歯周組織に炎症が引き起こされる病気です。要は虫歯が歯の病気なのに対して、歯周病は歯茎の病気だと思うと分かりやすいかと思います。

歯周病の進行スピードは遅く、歯肉だけに炎症を起こす「歯肉炎」から、炎症が歯槽骨まで及ぶ「歯周炎」に分けられます。歯周炎はその炎症度合いにより軽度~重度まで区別され、歯槽骨が大きなダメージを受けると、歯がグラつき抜け落ちることも……。

虫歯のようにはっきり感じる痛みがないため、自覚症状が少なく、早期に発見することが難しいことも歯周病を進行させる大きな要因となっています。

※1 歯槽骨(しそうこつ)とは、顎骨(アゴの骨)の一部で、歯が収まっている部分の骨のこと。

歯周病の原因とその健康被害について

噛み合わせ、歯ぎしりの癖、ストレスや食生活なども歯周病を引き起こす可能性がありますが、直接的な歯周病の原因は磨き残しなどから形成される「プラーク」と呼ばれる細菌の固まりです。

虫歯や歯周病を予防するためには、「プラークコントロール」が大切だと聞いたことがある方も多いと思います。プラークとは歯の表面に付着する粘着質の歯垢(しこう)のこと。細菌の巣窟で、1mg当たり約10億個もの細菌が含まれているとされています。これらの細菌は、歯と歯茎の間にある歯周ポケットに入り込んで増殖し、歯を支える歯槽骨を徐々に溶かしていくのです。

歯の土台部分である歯槽骨が溶けると、歯がグラつき、歯の浮遊感を感じる場合も少なくありません。1本でも歯のグラつきがあると、それと噛み合う歯の状態が変わり、その結果噛み合わせも悪くなるのです。

また、歯周病は歯の寿命を短くするだけでなく、歯周病菌や細菌から発生した炎症性物質が全身を巡ることで、心臓病、脳卒中、気管支炎などの全身疾患を引き起こす危険因子になることもわかっています。

あなたは大丈夫?歯周病のセルフチェックをしてみよう

あなたはこんな症状に悩まされたことはありませんか?

  1. 歯ぐきが痩せてきた
  2. 歯ぐきが赤くなり、盛り上がってきた
  3. 特定の歯が浮いたような感覚がある
  4. 口臭が気になる
  5. 歯磨き時に出血を伴う
  6. 歯のグラつきが気になる
  7. 口腔内がネバネバする

上の項目に1つでも心当たりがある方は、歯周病の可能性があります。3つ以上当てはまる場合、歯槽骨まで炎症が進んだ重度の歯周炎になっている疑いもあるので、歯科医院の受診をおすすめします。

歯列矯正が歯周病進行を食い止める!?

ここでは歯周病患者さんが歯列矯正をする際の注意点、歯並びと歯周病の深い関連性について説明しましょう。

まずは歯周病治療をしてから歯列矯正を

重度の歯周炎の状態で歯科矯正を行うと、歯槽骨の吸収を助長してさらに歯周病が悪化するケースも確認されています。そもそも矯正装置が装着されることで普段よりプラークコントロールが難しくなり、歯周病を悪化させることも少なくありません。

そのため、まずは歯周病の進行具合を把握し、歯周病を治療することから始めるとよいとされています。治療後に歯周病の状態が緩和され、歯科矯正の矯正力に耐えられる状態であると判断されれば歯科矯正が可能になります。もちろん歯並びが悪く歯がデコボコしている箇所はどんなにお掃除しても歯ぐきの腫れが収まらない場合もありますので、担当医とよく相談しながら歯周病治療途中でも矯正治療に踏み切るケースもあります。

では、歯周病の人は矯正治療すべきではないのか?というとそうではありません。現在歯周病にかかっている方でも矯正治療を行うことで噛み合わせが良くなり、1本1本の歯に対する負荷が軽減されるため、最近では歯周病の悪化を防ぐために矯正治療は有効だと考えられています。歯周病になっても矯正治療を諦めず、医師に相談してみてください。歯周病と矯正治療の同時治療が必要な場合は、同時治療に意欲的な医師や、歯周病と歯列矯正の各専門医が連携している医院を探すのが望ましいでしょう。

歯周病にかかった後に行われる矯正治療

歯周病患者さんの矯正治療は、歯ぐきの状態が悪化するのを避けながら治療が必要になります。ここでは歯周病患者さんに多い歯並びの事例と、その矯正方法について考察します。

歯周病患者さんに多い歯並びと、その矯正方法

歯周病になると、歯を支える歯槽骨が弱るため歯並びが悪くなってくることがあります。特に、中切歯(中央で左右接している切歯)や側切歯(中切歯の横の切歯)、犬歯などがきれいに並んでいない「乱杭歯(デコボコな状態)」や、歯と歯の間に隙間がある「すきっ歯」が多く見られます。これらは矯正治療によって治りますが、その後の安定もしっかりと考えなくてはいけません。

ただし、歯周病が原因による歯並びの変化も軽度のものならば、歯周病治療をすることで元に戻ることもあります。矯正の方法には、3ミリ角程度の装置「ブラケット」を歯に付ける「ブラケット矯正」(裏側に矯正器具を付ける場合もある)やマウスピース(歯型形状の透明の型)を使う「マウスピース矯正」などがあり、歯列の状態や歯周病の進行状態、経済状況などを考慮して、どれを選ぶかを決定します。

場合によってはインプラント、ブリッジでの治療も

歯周病だからといって、歯列矯正を諦めるべきではありません。しかし、歯槽骨の破壊が進んでいる歯周病では抜歯が必要な歯も多く、矯正治療だけでは対応困難な場合もあります。その場合はインプラント(人工歯根を埋め込む方法)やブリッジ(失った歯の左右にある歯に橋をかけるようにして人口の歯を入れる方法)などを採用し、矯正治療は諦める必要がある場合もあります。このあたりの判断は歯科医師によりますので、心配であれば数件の歯科医院にセカンドオピニオンを聞きに行くのも一つの手です。

セラミック、ラミネートべニアなどの審美歯科治療には注意が必要!

歯周病が原因で歯が失われた場合や、歯ぐきが下がったことが原因で生じる歯と歯の間の黒い隙間(ブラックトライアングル)を治療する際には、審美歯科治療という選択肢もあります。

具体的には、エナメル質の表面を削り、薄いラミネートベニア(セラミック製の薄いチップ)を歯に接着する方法や、歯を削ってその上からセラミック冠を被せる「セラミッククラウン法」などがあります。ただしこれらの治療は診断を誤ると歯周病の状態を悪化させやすいため、どちらかというと健康的には心配な場合が多いです。また、表の部分だけ綺麗になっても歯の根元はデコボコしたままになりますので、歯周病の悪化する環境は改善できていないケースも多く見られます。セラミックやラミネートべニアの適応に関しては歯周病に詳しい歯科医院に判断を仰ぐ必要があります。やはり、マルチブラケット装置をつけることが許せるのであれば矯正治療での歯並び改善が望ましいでしょう。

気になったらまずは医師に相談を

歯周病だから矯正治療ができないと思っている方も少なくありません。しかし、歯の状態に適した歯周病治療を受けることで、歯の健康を維持し歯周病の進行を抑えながら、矯正治療をすることは可能になってきます。歯周病と矯正治療の同時治療についても、まずは一度歯科医師に相談してみるのがよいでしょう。

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