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ORANGE BLOG:最新の矯正治療や装置の種類

治療を始める前に知っておきたい矯正器具の種類と特徴

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アゴや歯を動かし歯並びを整えたり噛み合わせを治したりする歯列矯正では、さまざまな器具が使われています。治療を受ける前にどんな選択肢があるのかを知っておくと、心の準備もしやすいものです。

スタンダードから審美性の高いもの、治療期間の短縮が期待できるもの、取り外し可能な最新の装置まで、各種矯正器具の特徴をご紹介します。

ワイヤーを使った従来の方法(マルチブラケット装置)

歯に接着したマルチブラケットという3mm角程度の装置にワイヤーを通して連結し、ワイヤーの弾力などを使って3次元的に歯を動かし歯並びを整えていく方法です。1920年代に米国で開発されてからほとんど姿を変えていませんが、使われるパーツの違いによっていくつか種類があります。マルチブラケット装置は、歯並びのコントロールに優れた方法です。さまざまな症例に対応可能ですが、逆に矯正医によって仕上がりに差が出るともいえます。器具が目立ちやすい、器具の隙間に歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすい、装着時は痛みが出たり発音がしにくかったりする、などがデメリットです。

金属を使った従来のブラケット(メタルブラケット)

「歯列矯正の基本」ともいえる金属ブラケットを使った丈夫な矯正器具です。金属のみでできているため、比較的費用が安く済むといったメリットがあります。しかし銀色のため器具が目立ちやすいデメリットがあります。

海外などでは目立つメタル色を逆に楽しもうという意図から、メタルをカラフルなゴムで装飾するような治療方法(カラーゴム)も流行っています。アグリーベティという映画の主人公がメタルブラケットにカラーゴムをしていたことで有名です。(https://disney-studio.jp/tvondvd/uglybetty/

一番基本的な装置であり歴史もあるため、かつては日本中で使用されていましたが、現在では壊れやすい奥歯に使用する場合を除き、使用する歯科医院はかなり少なくなってきています。

審美性の高いマルチブラケット(セラミックブラケット、合成樹脂ブラケット、ホワイトワイヤー)

「器具が目立つ」という金属ブラケットのデメリットを解消するために、ブラケットにセラミックや透明の合成樹脂を使ったり、ホワイトワイヤーを組み合わせたりすることで目立たなくした矯正器具が近年、開発されました。

かつて、審美性の高いブラケットは強度が劣ると指摘されてきましたが、現在は金属製とほとんど遜色のない強度のものも多くなっています。

金属製と比較すると費用は高めになりますので少しでも費用を抑えたい場合にはセラミックではなく合成樹脂ブラケットを選択するという手もあります。

セルフライゲーションブラケット

ブラケットとワイヤーの間に起こる摩擦抵抗を少なくすることで、歯の動きを邪魔することなく効率的に歯を動かすことを目的に開発された矯正器具です。有名なものではオームコ社製のデーモンブラケットやトミーインターナショナル社製のクリッピーなどがあります。

従来のマルチブラケットでは、ブラケットにワイヤーを通したあと、ゴムや針金でワイヤーを結紮(けっさつ)して固定するため、どうしてもブラケットとワイヤーに摩擦が起き、歯にも負担がかかりました。
セルフライゲーションブラケットでは、ブラケット自体にワイヤーを挟む込む仕組みがついていて、ある程度ワイヤーが自由に動くため摩擦抵抗が抑えられます。

摩擦が少ないため歯に大きな力がかからず痛みが軽減される、結紮するゴムや針金がなくシンプルな構造なので清掃性が高くブラッシングしやすい、などのメリットがあります。また、ブラケット自体がワイヤーを挟み込むため、ワイヤーが隠れて審美性が向上するという隠れたメリットもあります。(オームコ社製 デーモンクリア紹介動画 https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=BZWvY8VikeM

治療期間が短い矯正器具といわれ以前はスピード矯正装置と呼ばれていましたが、一概に期間が短縮できるとはいえません。というのも、摩擦抵抗を減らすように開発されたため、治療初期の段階で歯を大きく動かすときには有利に働きますが、仕上げの段階ではワイヤーの力を十分に歯に伝えにくく、装置の種類によっては細かなコントロールに時間がかかることもあります。自分の治療の場合には有効かどうか担当の先生によく相談すると良いでしょう。

舌側マルチブラケット装置(リンガル矯正、裏側矯正)

ワイヤーを用いて治療するマルチブラケット装置の中でも特に審美的なものです。歯の裏側にブラケット装置が装着されるため、周りの人たちにはほとんど気づかれず治療を受けることができます。メリットは何といっても目立たないことですが、デメリットもいくつかあります。まず裏側であるため舌にあたって話しづらい、滑舌が悪くなりやすくなるといこと。そして歯磨きが非常にしづらくなるということなどです。また、表側につけるマルチブラケット装置に比べると、治療期間が長く、装置費用が高くなることが多いようです。

歯の裏側は表側に比べてデコボコしていて、それぞれの歯に均等に装置を装着するのがむつかしく、舌側マルチブラケット装置による矯正治療は非常にむつかしい治療だといわれてきました。しかし、最近では事前に自分の歯の形に合わせて矯正装置をオーダーメイド方式で作成しておく方法が発達したため、治療技術や治療期間が大幅に改善してきたようです。インダイレクトボンディングという方法は、歯科技工所で事前に作成するトレーに矯正装置をはめ込んで正確に装着することができます。他にもCAD/CAMを利用して、歯に合わせて装置を個別に製作する最新の矯正装置も開発されています(インコグニート、ハーモニー、WIN など)

マウスピース型の矯正装置

歯列全体を覆う歯型形状の透明なマウスピースを、定期的に少しずつ形を変えることで歯を徐々に動かし歯並びを整えていく、最新の矯正装置です。マウスピースによって歯を動かしたい方法に圧迫して治療します。
マウスピース型は、透明で目立たず、取り外しできることが最大の特徴です。1日に装着しなければならない最低時間はありますが、装置を外して食事や歯磨きできるうえ、器具が丸洗いできるのは大きなメリットでしょう。また、一般に、装着時の痛みや違和感が少ないといわれ、プラスチック製なので金属アレルギーの人でも安心して使えます。

マウスピース型の矯正装置はマルチブラケット装置に比べるとかなり新しい技術であり、その治療のメリット・デメリットについてはわかっていないことも多いです。急速にその技術は進化しているようですが、薬事法の未認可などの問題もあり日本矯正歯科学会は積極的に使用することを推奨しておらず、慎重な対応を訴えています(2018年1月現在 http://www.jos.gr.jp/news/2014/0709_10.html )。また、ドクター側の問題として、マウスピース矯正装置の特性上、矯正治療に精通した先生でなくても治療を始めることができることも問題視されています。経験の多い先生によく相談して、自分の場合には問題ないか確認してから検討するようにしましょう。

デメリットは、器具によっては費用が比較的高いことと、マルチブラケットに比べて治療の適応範囲が狭いこと。そして自分で付け外しするため自己管理が必要なことです。

定期的に歯型をとって作り直すタイプ

数週間から1カ月ごとに歯型をとって器具を作り直すため、途中で虫歯治療をしても微調整できます。

代表的なのは「アソアライナー」という商品です(アソインターナショナル社製)。比較的安価ですが、適応症例は、奥歯の噛み合わせに問題のない前歯の部分的な歯列矯正や後戻り(※この後「リテーナー」の項目で解説)の治療、スペースの閉鎖の矯正などに限られます。

最初に歯型をとって最後の装置まで作成するタイプ

歯型をコンピュータで3D解析しシミュレーションしたデータによって、治療完了まで段階的に変えていくマウスピースの計画を最初に立ててしまうシステムです。アラインテクノロジー社製のインビザラインが有名です。歯型の採取は最初の1回だけで、およそ2週間ごとに交換するマウスピースは患者様自身が交換します。費用は比較的高額な点がデメリットです。

その他の矯正器具

リテーナー(保定器具)

矯正治療した歯は、治療が終了したあともしばらくは動きやすい状態になり、放っておくと元に戻ってしまうことがあります。これを「後戻り(あともどり)」といいますが、せっかく整った歯並びが後戻りしないよう、矯正治療後に装着して保定(ほてい:元に戻らないよう固定すること)するのが「リテーナー」です。
リテーナーには次の2種類があります。

  • 自分で取り外せる「可撤(かてつ)式」
  • 自分では外せない「固定式」

可撤式には、ワイヤーと樹脂で作成されたタイプと、透明のマウスピースタイプがあります。
固定式はワイヤーを接着し保定するもので、器具そのものは小さく、歯の裏側に取り付けるため目立ちません。

削ってセラミックをかぶせる方法

一般に「セラミック矯正」と呼ばれる矯正法で、天然歯を削ってセラミック製の歯を上からかぶせ、歯並びを整えます。名前は似ていますが、セラミックブラケットによるマルチブラケット矯正とは全く別物なのでご注意ください。
歯を動かすのではないため、歯列矯正特有の痛みや後戻りはなく、2~4カ月程度で治療が完了するのが最大の特徴です。しかし、健康な歯を削るうえ、歯茎との間にものが挟まりやすくなって歯周病リスクが上がり、7~8年で合わなくなってやり直さなければならないなど、健康面でも費用面でも負担の大きい方法といえますので通常、歯科医院で勧めることは少ないです。ただし、ほとんどの歯がすでに虫歯になっていて、虫歯治療によってかぶせ物が必要な場合に適応されることが稀にあります。

特徴をつかんで自分に合った方法を見つけよう!

近年は、患者様のニーズに合わせてさまざまな特徴を持った矯正器具や治療法が開発され、選択の幅が広がり、「痛いから」「目立つから」と躊躇していた人も、無理なく歯並びを整えられる時代になりました。
「最新の治療法が最良の選択肢」という単純な話ではなく、一人ひとりのライフスタイルや経済感覚などに合わせた矯正装置を選ばれると良いと思います。
決して少なくない治療期間と費用をかけるのですから、ここでご紹介した治療法のうちどれがご自身に合っているかを考え、クリニック選びの参考にしてみてください。

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