ドクターに直接相談したい方はこちらをクリック

歯列矯正だけで理想的なEラインはできない?歯科医師が解説

歯列矯正だけで理想的なEラインはできない?歯科医師が解説
URLをコピーする
URLをコピーしました!

突然ですが、

みなさんは、ご自身の横顔について意識したことはありますか?

この質問に対して、横顔美人の基準とされる”Eライン”という言葉がパッと出てきた方は、横顔の美しさへの意識がかなり高い方だと思います。

実際に、歯列矯正の相談にいらっしゃる患者さまからも

キョウ菜

歯列矯正をすれば、理想的なEラインをつくることができますか?

と質問されることがあります。

結論からお伝えすると、歯列矯正でEラインが改善するかはケースバイケースです。

とはいえ、上記の説明だと、自分のEラインが歯列矯正で改善するのかどうかよくわからないですよね。

そこで本記事では、以下の順に、みなさんが「横顔美人になりたい」と思ったときに、知っておくと役立つ情報を日本矯正歯科学会・認定医の下元が紹介していきます!

本記事の内容
  1. 横顔美人の基準とされるEラインとは?
  2. 歯列矯正だけで理想的なEラインができない原因
  3. 歯列矯正でEラインを作る場合の抜歯の必要性
  4. Eラインを整えたい場合の歯医者の選び方
矯正認定医:下元

それでは、さっそく本題にうつっていきましょう^^

執筆・監修者

下元 康英(しももと やすひで)

大阪(梅田)・東京(新宿)の2院で理事長と矯正担当医を兼務。

患者さま利益を追求した治療をするために、治療の長所だけでなく欠点も丁寧に伝えるカウンセリングに力を入れている。

執筆者
矯正担当医
日本矯正歯科学会・認定医
オランジェ矯正歯科グループ理事長
目次

そもそも横顔美人の基準とされるEラインとは?

そもそも横顔美人の基準とされるEラインとは?

Eラインとは、

  • 鼻先と
  • 下顎の最も突き出た部分(オトガイ)を
  • 直線で結んだライン

のことです。

正式名称はエステティックラインで、横顔美人の1つの基準になっています。

横顔から見て、

  • 鼻先と顎先に
  • 人差し指をまっすぐ付けたときに
  • 唇が人差し指につかない

ラインが理想とされていますが、このEラインは欧米人を基準に作られたものです。

日本人は骨格的に鼻が低く、下顎も後退傾向にあるため、人差し指に唇が少し触れる程度が理想とされるケースが多いでしょう。

Dr.下元の本音

Eラインは、代表的な横顔美人の基準なので注目されがちなワードです。

しかし、あくまでも横顔美人の1つの基準に過ぎません。

矯正担当医は、Eラインだけを見るわけではなく、

  1. 鼻と唇の(間のくぼみの)角度 
  2. 前歯の傾斜度
  3. バッカルコリドー(笑ったときに見える歯の本数)
  4. 顔の黄金比

などの様々な横顔の美しさを測る基準をかけ合わせて、患者さまにベストな治療計画をご提案します。

そのため、時に「Eラインだけにこだわり過ぎると、逆にお顔のバランスが崩れてしまう可能性がある」ことを覚えておきましょう!

矯正認定医:下元

では次に、歯列矯正だけで理想的なEラインができない原因についてお話していきます。

歯列矯正だけで理想的なEラインができない原因

歯列矯正だけで理想的なEラインができない原因

歯列矯正では、

  • 歯並びを整えることで
  • 上下の唇の位置を変化させて

横顔を整えます。

そのため、理想的なEラインができない原因が骨格にある場合は、骨格そのものを改善させる外科手術が必要です。

実際に、外科手術が必要か否かはお口の中を詳しく検査をしてみないとわかりません。

気になる場合には、一度歯列矯正に積極的な歯科医院で相談してみるのがおすすめです!

矯正認定医:下元

では次に、「歯列矯正でEラインを改善しやすい歯並び」についてお話していきます。

歯列矯正でEラインを改善しやすい歯並びは?

歯列矯正でEラインを改善しやすい歯並びは、出っ歯「別名:上顎前突(じょうがくぜんとつ)、口ゴボ」です。

出っ歯の場合は、横から見たときに唇がEラインから外側にはみ出します。

しかし、歯列矯正で前歯を後ろに移動させることで、口元がすっきりして結果的にEラインが改善されるケースが多いのです。

ただし、出っ歯であっても

  • 歯並びが過度にデコボコしていたり
  • 下顎の最も突き出た部分(オトガイ)が大きく後退している

ケースでは、歯列矯正をしても理想的なEラインができないこともあります。

矯正認定医:下元

場合によっては、外科手術が必要になる可能性もあります。

治療後の仕上がりイメージを担当医と事前にしっかり確認しましょう!

受け口でEラインが気になっている方へ

受け口は矯正治療をしても、Eラインが改善するとは一概には言えない歯並びです。

むしろ、

  • 歯列矯正でEラインが崩れてしまう
  • 歯列矯正と外科手術の併用が必要になる

ケースも多いため、横顔の美しさを求める場合には慎重に判断する必要があります。

こちらにいては、直接お話したほうが伝わりやすいことが多いです。

気になる方は、一度お問い合わせいただければ幸いです。

歯列矯正でEラインを作るなら抜歯しないとできない?

歯列矯正でEラインを作るなら抜歯しないとできない?

結論からお伝えすると、抜歯が必要か否かは患者さまのお口の状態によって異なります。

具体的には、この次に紹介する特徴をもつ方は、非抜歯の歯列矯正でもEラインの改善を期待できるケースが多いです。

非抜歯の歯列矯正でEラインの改善が期待できるケース

非抜歯の歯列矯正でEラインの改善が期待できるのは、

  • 歯並びの乱れが軽度
  • 上下歯列の咬み合わせのズレが軽度
  • 抜歯以外で、歯を移動させるスペースの確保ができる

といった特徴をもつ方です。

矯正認定医:下元

では次に、どんな方だと抜歯をしたほうがEラインの改善が期待できるのかをお話していきます。

抜歯ありの歯列矯正のほうがEラインの改善が期待できるケース

抜歯ありの歯列矯正のほうがEラインの改善が期待できるのは、

  • 歯並びの乱れが重度
  • 上下歯列の咬み合わせのズレが重度
  • 抜歯以外で、歯を移動させるスペースの確保が難しい
  • 親知らずが歯並びに悪影響を及ぼしている

といった特徴をもつ方になります。

というのも、上記に該当する方が無理に非抜歯にこだわると、歯並びは改善できても、口元のシルエットが崩れてしまうことがあるからです。

抜歯矯正と非抜歯矯正にはそれぞれメリットとデメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えません。

また、歯列矯正では見た目だけでなく、噛み合わせの機能を向上させるのも大切です。

矯正認定医:下元

抜歯・非抜歯どちらでも後悔のない治療を受けるためにも、まずはこの後に紹介する条件を満たす信頼できる担当医を探しましょう。

歯列矯正でEラインを整えたい場合の歯医者の選び方

歯列矯正でEラインを整えたい場合の歯医者の選び方

歯列矯正でEラインを整えたい場合には、以下の6つのポイントを歯医者HPや予約時の電話などで事前にチェックするのがおすすめです。

Eラインを整えたい場合の歯医者の選び方
  1. 歯並び、見た目、噛み合わせを考えた総合的な治療計画を立ててくれる
  2. 日本矯正歯科学会の認定医以上の歯科医師が在籍している
  3. 複数の矯正装置が選べる(表、裏側、マウスピースなど)
  4. 治療のメリットだけでなく、デメリットもしっかり説明してくれる
  5. 費用や料金制度についても具体的に説明してくれる
  6. 質問や相談する時間をしっかり取ってくれる

矯正治療では

  • 歯並び
  • 噛み合わせ
  • お顔のシルエット

まで変化し、治療期間も長期にわたるため歯医者選びが非常に重要になります。

治療のトラブルも患者さまと歯科医師のコミュニケーションが円滑であれば防げるものも多いので、ちょっとでも不安なことや疑問があったら遠慮なく質問や相談をしましょう。

すぐに回答を得られなくても、とにかく担当医に疑問や不安を伝えることが大切です。

もし、土日の診療などで混み合っていて質問する時間がない場合には、質問事項を紙にまとめ次回の来院時に返答してほしいとお願いしてみても良いかもしれません。

矯正認定医:下元

どうしても歯科医師側が、患者さまの不安に気付けないこともあります。

患者さま側からもアプローチいただけると、歯科医師・患者さまの双方で後悔のない治療に繋げていきやすいです^^

Eラインを整える目的だけの治療に注意

歯医者選びのポイントとして、Eラインを整える目的だけの治療には注意してください。

というのも、Eライン自体はキャッチーな言葉の割には適応範囲が狭く、今は一部の悪質な矯正歯科が集患目的で安易に使っているケースも多いからです。

繰り返しになりますが、歯列矯正によって長期的な健康と美を改善するためには、

  1. Eラインはあくまでも横顔美人の1つの基準に過ぎない
  2. 歯列矯正は、見た目だけでなく噛み合わせなども総合的に考える必要がある

の2つの点を、患者さまにも意識していただき治療の方向性を決めることが重要になります。

セカンドオピニオンの利用を検討するのもおすすめ

ここまで紹介したポイントに注意していただいても、歯医者選びは難しいことが多いと思います。

そういった場合には、ぜひ

  • 納得のいく治療法を選ぶために
  • 担当医以外の歯科医師に
  • 「第2の意見」を求められる

セカンドオピニオンの利用をご検討いただくと良いでしょう。

時間や手間はかかりますが、複数の歯科医師の話を比較することで、信頼できる担当医を見つけやすくなります。

矯正認定医:下元

セカンドオピニオン利用時の注意点などは、以下記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね!

結論:歯列矯正でEラインができないかどうかは原因次第

それでは最後に、「歯列矯正とEライン」について重要なポイントを簡単におさらいしていきます。

本記事のまとめ

Eラインとは、

  • 鼻先と
  • 下顎の最も突き出た部分(オトガイ)を
  • 直線で結んだライン

のことで、横顔美人の1つの基準になります。

ただし、骨格に原因がある場合には、歯列矯正だけでEラインを整えるのは難しいです。

また、歯列矯正でEラインを改善したい場合に、抜歯が必要になるか否かは患者さまのお口の状態によって異なります。

上記の点をふまえて、後悔のない治療を受けるためにも、

  1. 歯並び、見た目、噛み合わせを考えた総合的な治療計画を立ててくれる
  2. 日本矯正歯科学会の認定医以上の歯科医師が在籍している
  3. 複数の矯正装置が選べる(表、裏側、マウスピースなど)
  4. 治療のメリットだけでなく、デメリットもしっかり説明してくれる
  5. 費用や料金制度についても具体的に説明してくれる
  6. 質問や相談する時間をしっかり取ってくれる

の6つのポイントをおさえた信頼できる歯医者で一度相談をしてみるのがおすすめです。

以上、今回は歯列矯正とEラインについて重要なポイントをお話しました。

矯正認定医:下元

本記事を読んで、もしわからないことがあれば直接ご説明させていただくことも可能です。

患者さまが納得のいく状態で治療をスタートさせられるように、お手伝いできればと思います^^

Let's share
URLをコピーする
URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる